CHALLENGE PLAZA

「やりたい!」その気持ちさえあればチャレンジ可能。 自分でキャリアをつくる人事制度「キャリアクリエイト」を誕生させた2人の新卒内定者

プラザクリエイトは「やりたい!」という気持ちさえあれば、年次関係なくチャレンジができる企業風土。本日はその最たる例として新卒内定者(当時)2名のチャレンジについてお伝えします。

「キャリアクリエイト(通称キャリクリ)」は、プラザクリエイトの人事制度の一つ。期間限定で他部署の業務を体験できる「社内インターン」、異動を前提に募集部署と応募者をマッチングする「社内公募」の2つの制度で成り立っています。「プラザクリエイトを改革するために何ができるか」を全社に問いかけた従業員アンケートから、キャリアクリエイト企画が生まれました。

また、企画の大枠が決定した後、「制度を利用することになる若い人材が、フレッシュな目線で、自分が使いたいと思うようなものを作り出すのが良いのではないか」という観点から、若手社員が制度の設計・運用を担当することになりました。

実行役として白羽の矢が当たったのは、当時はまだ新卒内定者としてインターン中だった竹本正真さん、伊藤風香さん。入社前に大役を任されたお二人に、当時を振り返っていただきました。

伊藤風香
2020年新卒として入社。プラザクリエイトへの入社を決めた理由は「入社前に会った社員の雰囲気が自分に合うと感じたから」。2019年11月から内定者インターンとしてプラザクリエイトに関わる。現在はオンライン推進部と広報グループを兼任。
自分を一言でいうと・・・「好奇心おばけ」
竹本正真
2020年新卒として入社。先輩社員との交流を通して自分もここで頑張ってみたいと感じ、入社を決定。2019年9月から内定者インターンとしてプラザクリエイトに関わる。現在はつくるんです部に所属しECサイト業務に関わる。
自分を一言でいうと・・・「アクティブ人間」。

※掲載されている情報は、公開日2021年5月31日時点のものとなります。

運用スキームの作成からルールの決定、告知、社内調整を内定者が担当して企画を立ち上げ

― そもそもキャリアクリエイトとはどういった制度なのか、また当時のお二人のミッションについてお聞かせいただけますか?

キャリアクリエイトは、別のチームへの異動、別の職種の体験を後押しするための制度です。手を上げた人にチャンスが生まれる平等な仕組みです。勤務年数が長くなっていく中で、自分のキャリアを広げたいと思ったときに転職するのではなく、色々な事業を展開しているプラザクリエイトの中で新しいキャリアを育めるところがポイントですね。
自分たちに声がかけられた時、企画の大枠はすでに固まっていました。ですので、その実行部分の全てが私たち2人のミッション。具体的な作業内容としては、制度の運用スキームやルールの決定、フロー作成、スケジューリング、資料作成、社内告知等ですね。面接担当者や役員との調整・確認・伝達等、様々な形でのコミュニケーションを複数回にわたって行いました。
役員や先輩の方々からのフォローを受けながらですが、制度の立ち上げから運用の全般を担当させてもらいましたね。
「社会人経験のない自分たちが人事制度に関わっていいんだろうか」という戸惑いを感じましたが、一方では、任されて嬉しい気持ちがあり、貴重な機会をいただけたことが有り難かったです。立ち上げや運用という業務を通して、「成長できるんじゃないか」といった期待もありました。なので、「運用やってみない?」とお声がけいただいた時には「ぜひやらせて欲しいです!」と、お願いする形で返答しました。

― 内定者の時点で大きなプロジェクトを任されるというのは、具体的にどのようなところが大変でしたか?

当時は本当に何もかもが初めてだったんです。前例のない制度ですし、そもそも会社のほとんどの先輩としゃべったこともなかったので、誰に何を確認したらいいのかが本当に分からない状態でした(笑)。そこが苦労しましたね。
「役員の方に送るメールの文章って、こういうのでいいのかな」と悩んだりもしましたね。
確かに!メールは悩みました(笑)。この内容で送信ボタンを押して良いのだろうかと、何度もためらいました。
資料の作成にあたっては、先輩社員の方から「ExcelやPowerPointに、こういう風にまとめてみたらどう?」とアドバイスをいただき、共有してもらった企画書を参考にしながら頑張って作りましたね。

心臓の音が聞こえるくらいの緊張。役員会議でプレゼンテーション

― このプロジェクトを通して、印象的なエピソードがあれば教えてください。

当初は運用フローをまとめるだけだったはずが、発起人の役員の方と話していく中で、あれよといううちに、社長も出席する役員会で制度の内容や運用方法を直接プレゼンすることになったんです(笑)。役員会議は全社的な意思決定を行う大事な会議で、議題も盛り沢山と聞いていました。なので、いかに端的にわかりやすく説明するかが大事ですよね。要点を押さえながらコンパクトにまとめるという作業は本当に苦労しました。
決められた発表時間の中で、どのような順序で何を説明するかという点でも、かなり試行錯誤しましたね。「これを説明した後に、これを説明した方が良いかのかな」とか「この部分は省略しても良いのかな」とか、何度も見直しました。
期日への不安もありましたね。あくまで「キャリア」に関する制度なので、社内インターンは「部署」ではなく「ジョブ」で人を募るような形にしたかったんです。けれども、ジョブ名を考えたり業務内容などを整理するとすごい量でした。役員会議までに整理が間に合うのかという心配や焦りは大きかったですね。けれども、「部署」ではなく「ジョブ」で募集という点に関しては、とても大事な部分だと考えていたので、なんとか役員会議までにしっかり整理して、準備を整えられるように頑張りました。

自分たちで作成した資料を用いて、役員全員に対して制度の内容や運用方法をプレゼンテーション。

初めてのプレゼンを見守りつつも、全社的な取り組みのため、参加者全員が真剣に制度内容を確認。

― 実際の役員プレゼンはいかがでしたか?

当日はすごく緊張しました。自分の心臓の鼓動が聞こえるくらいでした。いや、もはや、ビル全体に自分の心臓の音が響いていましたね(笑)。着慣れないスーツを着て、本社近くのテラスでひとりでリハーサルをしてみたり…。周辺の人は「1人で何かブツブツ言ってる変な子がいるな」と不気味だったと思います(笑)。でももう周囲の視線は気になりませんでした。
そして、規定の時間。会議室に入室した際は緊張のピークを迎えていました。プレゼン本番は、今までお会いしたことのなかった役員の方々が1つの部屋にいる状態で、静粛な雰囲気で始まりました。「これからキャリアクリエイトの説明をいたします」という、一言目のセリフを出すのが最も緊張しました。それ以降は、準備してきた内容を説明できたと思いますが、正直なところ、もう記憶が曖昧です(笑)。
上手にできなかった点は沢山あり、完璧なプレゼンとは言えなかったと思います。けれどもどうにか重要なポイントは役員の皆さんに伝わり、制度の進め方やルール、フローは皆さんに受け入れられて、質疑応答の際には笑い声も生まれる穏やかな空気になりました。こうして、緊張のプレゼンは、役員の方々に見守られながらなんとか無事に終えることができました。
プレゼン後はとても達成感がありましたね。今振り返っても、こういった時間を経験できたことは、すごく貴重な機会だっだと思います。

現実には応募できない葛藤がある。より良い制度にしていくためにはアップデートが必要

― キャリアクリエイトのスタート後、周りの社員からの反響はどのようなものがありましたか?

実は、思っていたほど応募数が多くなかったというのが実感です。予想通りにはいかない、現実の厳しさを知りました。悔しい思いをしましたが、制度をスタートしたことで、色々な意見が生まれてきたことは良かったことだと考えています。
私は、キャリアクリエイトで異動された方と異動決定後に本社でお会いする機会がありました。それまではずっとメールでやりとりしていて、異動が決定したのは知っていたのですが、制度の効果の体感はなかったんです。でもその方が新しい部署で働かれている姿を見て、良いきっかけをつくれたのかなと、嬉しい気持ちになりました。

― キャリアクリエイトを運営する事務局と、今後制度を使っていく従業員の両方の目線をお持ちのお二人ですが、2つの視点から見て、キャリアクリエイトについて何か感じている部分があれば伺いたいです。

自分自身、今は目の前の業務に必死な状態です。なので、新しいことへの挑戦に二の足を踏んじゃう気持ちがすごく分かるようになってきました。だからこそ、事務局目線では、業務に追われて大変な中でも、成長のために新しい一歩を踏み出せるよう支援の形を考えていく必要があると思っています。まだ2年目の企画なので、これからどんどんアップデートを重ねて、会社の文化のひとつとして根付いていけば嬉しいですね。
私も、従業員目線での意見は竹本さんと同じです。事務局目線では、もっと多くの方に制度を活用してもらいたいと思っています。去年はいかに制度を利用してもらうかを目標にしていたので、「なんで利用してくれないんだろう」という気持ちだったんです。でも自分の今の状況に照らし合わせて考えたときに、挑戦したい気持ちと同じぐらい、担当している業務でいっぱいいっぱいな部分があります。「応募しない理由はこの葛藤にあるのか」と実感しましたね。
1年働いて、様々な部署がある会社だからこそ、人それぞれ、色々な働き方があるというのことが分かってきました。この制度の捉え方や使いやすさも人によって違うということが見えてきました。今後、色々な方から得られたフィードバックを活かして、改善していくことが大事ですね。
改めてキャリアクリエイトという制度の立ち上げを振り返ると、無事に制度を開始できたという達成感・安心感はありますね。けれども、キャリアクリエイトのような制度は、運用を開始することがゴールではないと思います。多くの方が自分自身のキャリアを考え直すきっかけとなり、制度を活かして新しいキャリアをスタートする方が増えて、その上ではじめて価値がある制度だと思います。まさに、竹本さんが言ってくれたように、制度自体の改善を重ねていくことが大事だと思います。より良い制度にしていくためには、ただ理想を伝えるだけでなく、現実をしっかり認識し、改良を重ねていく必要がありますね。

― 今は新卒で入社した後輩たちが運営を受け継いでいて、お二人はオブザーバーとしてキャリアクリエイトに関わられています。後輩に引き継いでいくにあたっての気持ちをお聞かせください。

正直なところ、キャリアクリエイトは、まだまだ全社的に定着して多くの人に活用されているとは言えない状態だと思っています。まだ2年目の企画とはいえ、個人的にはその部分について課題意識が強いです。けれども、制度自体はとても良いものだと思いますので、今後さらに制度が多くの方に活用されて、利用する方が増えると嬉しいです。「この制度があって良かった」と思ってくれる方が増えていって欲しいですね。
後輩には「プラザクリエイトのみんなのことでもあり、自分自身のことでもある、」という認識を持って運用にチャレンジしてみて欲しいです。
制度の運用は大変なことだとは思います。けれども、全社的な取り組みにチャレンジする機会を存分に楽しみ、フレッシュな気持ちで、改善を重ね続けてもらえると嬉しいですね。昨年の形が正解とは思わず、どんどん自分たちの価値観をぶつけて改良して欲しいと思います。後輩たちはかなり積極的で頼もしいです。失敗を恐れず、どんどんチャレンジしていって欲しいです。そのためのフォローやサポートはしっかり行っていきます。

運用の工程や注意点等を引き継ぎ、フォロー役へ。

制度の目的、反省点もしっかり伝え、後輩に想いを託す。

プラザクリエイトは若手にも大きなチャンスがある会社。今後も挑戦を続けていきたい。

― ―お二人にとって、プラザクリエイトはどんな会社ですか?また、お二人の今後のキャリアビジョンをお聞かせください。

改めてこの制度の立ち上げのことを振り返ったとき、私たちのような若手にも挑戦する機会や成長のきっかけを与えようとしてくれていたんだなって気付きました。
私は今、オンライン推進部と広報グループを兼任して、様々な業務に携わらせてもらっています。どちらの部署でも、徐々に自分でどうするべきかを判断する機会や自分から提案していく機会が増えてきている中で、より多くの人を巻き込めるようにならないといけないなと、痛感しているところです。なので、「巻き込み力」を高めていきたいですね。
また、私自身もキャリアクリエイトを積極的に活用し、社内インターンなどで色々な職種の経験を積みたいと考えています。
自分は現在、つくるんです部で、ECサイトの運用業務を担当しています。「つくるんです」をより多くの人に楽しんでもらえるよう、これからECサイトをどんどん発展させていきたいと考えています。
個人的なキャリアとしては、マーケティングの知識を深めていきたいですね。勉強と実践を重ね、マーケターと名乗っても恥ずかしくないくらいの実力を持ちたいです。
また、プラザクリエイトという会社は、若手でもチャレンジできる機会をもらえる会社です。内定者という立場でも、役員会議でプレゼンをさせてもらえますしね(笑)。年齢や経験、ポジションに関係なく、手を挙げれば本当にたくさんのチャンスがもらえる会社なので、勇気を持って、これからも色々なことにチャレンジしていきたいです。
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