2023年4月にオープンした新店、ソフトバンクジョイホンパーク吉岡の店長を任じられた新卒3年目の岩谷泰。開店イベントでは400本以上の契約獲得という驚異の成果を記録し、ソフトバンク・ワイモバイル全国2位を成し遂げました。異例の速さでリーダー職へ駆けあがった岩谷ですが、マネジメントに悩んだ時期もあったと語ります。岩谷が見出した自分らしいチームの作り方、そしてオープンイベントを経た今見据えるビジョンとは？お話を聞きました。
※掲載されている情報は、公開日2023年7月20日時点の情報です。
新卒2年目で店長に抜擢。師匠が教えてくれたのは、メンバーを信じて託すチーム作り
私がプラザクリエイトに入社したのは、2021年のことです。年齢や社歴にとらわれない、オープンマインドな社風に惹かれました。入社前に抱いていたイメージ通り、安心して自分の意見を表現できることはもちろん、社内の多様な考え方に触れられる刺激的な職場でした。
1年目は新入社員だからまだ早いという思い込みを捨て、少し高い目標にも貪欲にチャレンジするよう心がけていました。先輩方がサポートしてくださるおかげで、1年経つころにはできることも増え、2年目となる4月に副店長、11月にはソフトバンク前橋三俣の店長になりました。一見するとトントン拍子できたように見えるかもしれませんが、初めから責任者としての立ち回りができていたわけではありません。
例えば副店長に就任したとき、「自分が前面に出て成果を出せば、店舗の実績につながる」と考え、誰よりも結果にこだわることでメンバーを率いていこうとしていました。しかし、次に前橋三俣へ異動すると、そのやり方は通用しないことを痛感しました。比較的規模の大きな店舗だったので、今まで通りのがむしゃらに頑張る方法ではキャパオーバーになってしまったのです。そこで初めて、「自分さえ頑張れば」という考え方には限界があると気付かされました。
悩んでいた私に教訓を授けてくれたのが、今も師匠と慕うグループリーダーの尾上さんです。尾上さんが教えてくださったのは、メンバーを信頼して活躍を見守ることも店長の仕事だということ。スタッフに成長の機会を与えていけば、強いチームが作られ、その結果として一人で頑張るよりも多くのお客様に価値あるサービスを届けられるのだと教えてくれました。一人で頑張ることで感じられる喜びもあるけれど、チームでなら一人では辿り着けない場所の景色を見に行ける。そのやりがいを知れたことは、私の大きな財産になっています。
目指すのはチームパフォーマンスの最大化。全員が働きやすい店舗を目指して
店長という次なるステップで模索し続けたのは、どんなチームをつくることが私たちにとってベストなのかということです。店舗勤務では限られた空間の中でスタッフ同士が一日を共に過ごします。引き継ぎも多い仕事なので、チームの関係性が仕事のパフォーマンスに直結するといっても過言ではありません。人間関係における過剰な遠慮や気後れをなくし、居心地のよい職場をつくることで、メンバーは安心して働けると考えています。
私がチームの和を大切にしたいと思うようになったのは、師匠である尾上さんの雰囲気づくりを間近で見ていたからです。思い出すとこちらも顔がほころんでしまうくらい、尾上さんはいつも笑顔なんですよね（笑）。その空気感が現場を和ませ、周りの表情も明るくなっていくんです。私もそれを受け継ぎ、笑顔の力でメンバーたちが思いきり活躍できるような店舗をつくるべく精進しています。
とはいえ、どんな風にチームを率いればいいのか、悩んだことも多々あります。特に入社2年目に初めて店長になったときは、新人店長として、年次や経験も違うメンバーとのかかわり方に悩みました。悩んだ末、私の場合は、店長の職務以外の部分で手が回らないときには、素直にメンバーを頼るようにしました。元々末っ子として育ってきて、部活動やサークルなどでも年上の方々と接する機会が多かったので、先輩のメンバーに助けを求めることに慣れていたのかもしれません。
ただし、「仕事をお願いするときには丁寧に」を信条としてきました。何かを依頼するときには、具体的にどのように取り組んでもらいたいのか言語化したり、必要に応じて自ら実践して見せたりしています。解釈を相手任せに指示するのではなく、メンバーが迷いなく実行できるような丁寧なフォローをしていけば、明確に意図が伝わり、お互いにより気持ちのよい仕事ができるのではないでしょうか。その積み重ねが信頼に変わり、全体のパフォーマンス最大化につながると信じています。
お客様の笑顔のために奔走する舞台裏。大記録達成に関わってくれた全ての協力を糧にして
新卒3年目となる春、群馬県に新しくオープンするジョイホンパーク吉岡の店長に着任することが決まりました。前橋三俣に名残惜しさを感じつつも、集客力や話題性があるショッピングモール内の店舗で働くことにワクワクし、新天地で全力を尽くそうと覚悟を決めました。
新店ではオープン直後の12日間、開店イベントを行いました。ただでさえ新しい店舗は書類の位置や導線に慣れるまで時間がかかるのですが、そんなことも言っていられないほどの忙しさになり、正直、当時の記憶はあまりありません（笑）。新店をお客様に認知していただき、また足を運んでもらえるように全力を尽くすことに夢中でしたね。
イベント中はプラザクリエイトが運営する全国の店舗から、たくさんのメンバーが応援に駆けつけてくれ、ある種お祭りのようでした。同じ群馬エリアからはもちろん、普段接点がなかった他エリアの方々とも協力してイベントを盛り上げられたことは、とても貴重な経験でした。
エリアが異なると仕事の仕方や考え方にも多様性が見られ、大変勉強になりました。ある先輩からは、イベントの組み立てから目標設定、接客時に見るべきポイントまで細かく教えていただきました。とある先輩からは、時間と労力をかけることだけが正解ではなく、少ないパワーで大きな効果を発揮できる仕組みを考える重要性を学びました。イベント期間中はできる限りまわりのノウハウを吸収し、高速でPDCAを回して自分のものにしていきましたね。
本気でやり抜いた12日間を経て、契約数は400本超え、ソフトバンク・ワイモバイルで全国2位になるなど、自分たちでも驚きの結果を残すことができました。イベントに携わる関係者が社内外に多くいる中、全体をまとめあげることはプレッシャーもありましたが、完走後は実績を残せた達成感と役割を果たせた安心感が押し寄せてきました。それと同時に、イベント成功という同じ目標に向かい応援に来てくれた仲間への感謝の気持ちが溢れてきました。
イベント成功にあたって絶対に忘れてはいけないと感じたことがあります。それは、一つひとつの契約の向こうにはお客様がいるということです。たくさんのお客様と接する中で、「親切に教えてくれるから、安心して契約できた」など、嬉しい言葉をたくさんいただきました。改めて、自分たちの使命はお客様の生活に寄り添った提案をしていくことだと再認識しました。
期待を力に変えて、プラザクリエイトスタンダードをつくっていきたい
無事にイベントを終えた今、頭にあるのは、たくさんの方々に教えていただいたことを、今度は後輩たちに還元していきたいという思いです。私自身、プラザクリエイトに入社して恩師と呼べる上司に出会って大きく成長できたので、自分もそんな存在になれるように後輩育成に取り組んでいきたいですね。いつか「岩谷さんのもとで育った人なら大丈夫だろう」と言っていただけることを密かな目標にしています。
また、私個人としてはジョイホンパーク吉岡を軸に群馬エリア全体を盛り上げていきたいです。まだまだ店長として勉強させていただいている身ではありますが、他店舗との連携を強めるなど、群馬全体のことを考える力をつけることが次の目標です。その先の未来に、より責任あるポジションで組織を任される日がきたらいいなと思っています。プラザクリエイトは全国に店舗を展開しているので、こうした大きなビジョンを持てることも仕事への情熱につながっています。
現在モバイル事業では、全国の情報連携を強化し、どの店舗に行ってもプラザクリエイトらしい温かなサービスが提供される「プラザクリエイトスタンダード」をつくろうという動きが強まっています。新店のイベントを通じて、全国には一店舗、一エリアだけに留めておくにはもったいない工夫がたくさんあると知りました。まわりの同僚たちから学び合うと共に、自分の店舗でも「プラザクリエイトスタンダード」となるような事例をたくさん作り、「私たちがプラザクリエイトスタンダートです！」と胸をはって言えるようにしたいです。そのためにも、社内外からいただく期待を自分の力に変えて、メンバーと共に変化の最前線を進み続けていきます！
【編集後記：広報室より】
新卒3年目で大型店舗の店長という責任あるポジションを任された岩谷さん。現状に満足せず、次はこうしていきたい！と志高く進み続けている姿に勇気づけられました。数字に対する強いこだわりをもち、店長としてチームメンバーを第一に考えられる岩谷さんなら、もっともっと高いところへ行けると強く感じました。今後も岩谷さんのご活躍を楽しみにしています！
