群馬エリアに新しくオープンしたモバイルショップ、ジョイホンパーク吉岡の副店長に起用された輿石。入社2年目ながら数々の大仕事を経験し、同店のオープンイベントでもその知見を存分に発揮しました。現在は店長を支えるナンバー 2として店舗運営に邁進している彼女ですが、活躍の裏では課題に向き合い続ける日々があったと振り返ります。難題を乗り越えていく過程で、彼女が見出した仕事との向き合い方とは？ お話を聞きました。
※掲載されている情報は、公開日2023年8月25日時点の情報です。
無理だと決めつけるのは、やれること全てをやってから。落ち込む日々を乗り越えて見つけた自分の可能性
プラザクリエイトに興味を持ったのは、関心があった写真や映像関係の企業を軸に就職活動をしていたときでした。仕事をするうえで、「誰と一緒に働くか」を重視していた私にとって、オーナーシップを持って仕事に取り組んでいる先輩方の姿が強く印象に残り、入社を決めました。写真を撮る主流のデバイスがカメラからスマホとなった今、プラザクリエイトではキャリアショップを展開しています。入社後には群馬県にあるワイモバイル高崎に配属され、スマホの販売に従事していくこととなりました。
最初にぶち当たったのは、覚えなければいけない膨大な知識量の壁でした。中でも新規契約や乗り換えの手続きは、プランの種類や支払い手段など、契約にまつわる全てを一からご案内するので、総合的な知識が求められます。お客様ごとに状況が異なるため、事前にロールプレイングで練習をくり返しても、思い通りにはいかず苦戦しました。手続きが終わったあとは、「こういう言い回しをしたら伝わりやすかっただろうな」「登録の順番を逆にしたら時間を短縮できたな」など、1人反省会をする毎日。もっとお客様に満足いただけるようになりたいのに、なかなか成長を実感できず落ち込むことが多かったです。
そこで配属先の先輩方が私に提案してくださったのが、他店のイベントヘルプに行くことでした。通常の営業日に比べると、他店舗スタッフとの交流が多いイベント現場に身を置くことで、新たに吸収できることがあるはずだと打診してくれたのです。経験が浅かった私にとって、初めて訪れる店舗でお客様対応をすることに不安がなかったといえば嘘になります。それでも、初めての店舗だからこそ、仲間に頼りながら自分の役割を全うしようと覚悟を決め、売場に立ちました。
窓口業務では、一次対応を行ったスタッフからお客様の事前情報を共有してもらい、余裕のあるご案内を目指しました。「○○と聞いていますが、まずは○○を見せていただけますか」などとご案内すると、スムーズな動きにお客様も安心されているようでした。また、忙しいときこそミスがおきやすい入力業務は、先輩にダブルチェックいただき、ミス削減を目指しました。仲間との連携の積み重ねで、お客様と信頼関係を築くことができたように思います。初めは言葉少なに来店されたお客様も、真摯にお困りごとに対応していくうちに、段々と心の内を打ち明けてくださるようになって。帰り際にいただいた「ありがとう」という言葉は、宝物になりました。
イベントが終わったその夜は、達成感に満ち溢れていました。不慣れな点もありましたが、初めて一緒に働くスタッフとインカムを駆使しながら乗り越えたことが、自信になったのです。それまでは自分のできていない部分を一人でどうにかしようともがいては、うまくできずに落ち込んでばかりいましたが、チームの力を借りることによって提供できるホスピタリティがあることに気づきました。イベントを機に、うまくいかないことがあってもすぐに無理だと決めつけず、乗り越えるためにできることは全て実行する姿勢をもつようになりました。仲間の力を借りてみたり、先輩方のやり方を取り入れてみたりと、角度を変えて課題に向き合っていけば突破口が見つかるのではないかと前向きになれたのです。
成功は一日では生まれない。万全の準備と日々の信頼関係を頼りに、大仕事へ挑んでいく
社会人1年目を終えようとするころ、私にとって大きな話が舞い込んできます。2023年4月にオープンする大型店舗、ジョイホンパーク吉岡の副店長に任命されたのです。話を聞いたときは、私では力不足なのではと思いましたが、グループリーダーの尾上さんの熱意に動かされ、決意を固めました。
副店長になっていきなりの大仕事は、12日間の開店イベントでした。正直、トラブルが起きたらどうしようと心配で仕方がありませんでしたが、覚悟を決め、準備の徹底に励みました。まず、明るくて活気のある店舗づくりに力を入れました。初めて来店した印象は、今後のイメージにも大きく左右します。お客様が歓迎されていると感じられるような元気な店舗をつくりたいとの想いをメンバーにも伝え、ポップづくりや景品選びの協力を仰ぎました。
また、リスク管理も徹底しました。お子様連れのお客様も安全にお過ごしいただけるよう、店内の導線を調整。イベント中は店内が混み、待ち時間に外出をされるお客様も多くなるだろうと予測し、お戻りになった場合の対応をルール化しました。いざイベントが始まると、やはり全てが計画通りとはいきませんでした。しかし、事前にあらゆる予測を立てていたことで、イレギュラーな事態にも落ち着いて対応することができました。また、日頃から他店とも交流を図ってきたことが功を奏し、応援に駆けつけてくださったメンバーともうまく連携することができました。
みなさんが惜しみなく力を貸してくださったおかげで、イベントは大盛況のうちに幕を閉じました。なんと、ソフトバンク・ワイモバイル全国2位の実績も残すことができました。こつこつと準備してきたことが期待する成果につながるかは、やってみるまでわかりません。しかし、「ローマは一日にして成らず」ともいうように、地道な準備を積み重ねてこそ、大仕事を成し遂げられるというのも事実です。この経験を経て、日々取り組んでいる仕事も、これから訪れる様々な難題を乗り越えていくための手助けになると確信することができました。
チームのよき相談役になりたい。目標は店舗のオールラウンダー
現在は副店長として、主に在庫のコントロール、メンバーの状況把握、商品の販売促進などに携わっています。
私自身もどんな副店長像が自分に合っているかはまだ模索中ですが、ジョイホンパーク吉岡にいる間に自分なりのスタイルを確立させるのが目標です。理想に掲げているのは、オールマイティに店舗に貢献できる人です。あるときは店舗全体の売上アップを目指して、店長の右腕となって他店の成功事例をリサーチしたり、商品の魅力を引き出すプロモーションを発案をしたりする。またあるときは、自らプレイヤーとなって販売に注力し、売上に直結する成果を上げる。そんなふうに、様々な切り口から課題にアプローチできる、オールラウンダーな副店長になりたいです。
また、メンバーのよき相談役でありたいと思っています。特に副店長は、店長からもメンバーからも意見を求められる立場だと認識しています。相談があったときには自分事として寄り添い、一緒に対処法を考えるよう努力しています。
店舗の歴史はまだ始まったばかり。ふらっと立ち寄るお客様も大歓迎の、フレンドリーなショップを目指して
次なる私のミッションは、店舗の活気をオープン時の盛り上がりだけで終わらせず、お客様が定期的に足を運びたくなるモバイルショップへと昇華させていくことです。新店ということもあって、まだまだ当店をご存知ないお客様もたくさんいらっしゃるので、当面は認知していただくことに注力していく方針です。大事にしているのは、店頭でのご挨拶。私たちの店舗は大型商業施設に入っているので、本来モバイルショップには用がなかったお客様が、お買い物ついでに興味をもってくださることもあります。今はまだ、お客様への声掛けがすぐにご来店につながっているわけではありません。しかし、いつか必ず実を結ぶと信じて行動を続けています。元気な挨拶がお客様の印象に残り、スマホにまつわるお悩みができたときに「あのお店に行ってみよう」と思い出してもらえるきっかけになればと考えています。
また、お客様の中にはモバイルショップに馴染みがなくて「こんなこと相談してもいいのかな」と入店を躊躇されている方もいらっしゃいます。商業施設内にあるオープンな店舗という強みを活かし、「お客様をお迎えする準備はできていますよ！」という気持ちで売場に立ち、話しかけやすい空気をつくっています。私たちの接客を通じて、モバイルショップってこんなに気軽に相談できる場所なんだと親しみを感じてもらえたら嬉しいです。
新店で副店長という役割を任せていただけているのは、私にとって貴重な経験となっています。ここまで挫けずにチャレンジし続けられたのは、配属先やイベントの仲間たちが支えてくださったおかげです。いつも私を温かく見守ってくださってきたみなさんには、今も感謝の気持ちでいっぱいです。歩みはまだ始まったばかりですが、来店されるお客様のために心からのおもてなしを提供し、居心地のよい雰囲気を醸成していけたらと考えています。いずれ地域の生活に欠かせないモバイルショップへと発展させることを目指して、ジョイホンパーク吉岡の歴史を紡いでいきます！
【編集後記：広報室より】
入社2年目にして、大型店舗の副店長を務める輿石さん。最初は落ち込むことも多かったそうですが、イベントを機に考え方が変わったと話す姿が印象に残っています。話を伺っていくなかで感じたのは、彼女の根底に「もっとお客様に満足していただきたい」という強い想いがあるということ。また新しい壁に直面したり、悩んだりすることもあるかもしれませんが、たくさんの困難をクリアしてきた輿石さんなら、乗り越えていけると信じています。今後も輿石さんの活躍を楽しみにしています！
