CHALLENGE PLAZA

高い技術力で想い出を蘇らせる!見られなくなったビデオテープをDVDにする「なんでもダビング」チームの挑戦

ビデオテープなど見られなくなってしまったアナログメディアを、DVD・CDといったデジタルメディアにダビングするサービス「なんでもダビング」。これまでも、高い技術力でたくさんの想い出を蘇らせてきました。長年、プラザクリエイトの創業事業であるイメージング事業部に携わり、自らを“ひとつのことを突き詰める性格”と話す井島さんがリードする「なんでもダビング」チーム。2021年新卒の嶋村さんが新たに加わり、更にパワーアップしたチームの挑戦とは?お話を聞きました。

井島 政人(いじま まさと)
1997年にプラザクリエイトに入社後、イメージング事業部所属。写真サービスを提供する「パレットプラザ」のスーパーバイザー業務に従事したのち、販売促進部で年賀状サービスの企画をリードする。2020年10月より、法人営業部にて「なんでもダビング」サービスを担当。取引先様とのやり取りや新規取引先の開拓、お客様対応まで「なんでもダビング」に関わる業務を幅広く担当している。好きな食べ物は、辛い物。特に麻婆豆腐に目がなく、お気に入りの麻婆豆腐を食べに行くことが休日の楽しみ。
嶋村 萌(しまむら もえ)
2021年新卒入社し、法人営業部所属。プラザクリエイトの創業事業である、写真事業に関わりたいという気持ちから「なんでもダビング」サービス担当へ。日々店舗を巡回し、展開状況の確認やサービスPOPの提案など「なんでもダビング」サービスを広く知っていただくための活動に注力。また最近では、Webでの認知拡大を目的にFacebookアカウントを新しく開設し、運用を担当している。趣味は、バレエ、ピアノ、美術館巡り。(最近では、ジムでキックボクシングも)

※掲載されている情報は、公開日2022年3月31日時点のものとなります。

なんでもダビング3大強みは「取扱メディア数」「店舗数」「高い技術力」

― なんでもダビングとは、どういうサービスですか?

大切な想い出が詰まった、ビデオテープ、8ミリフィルム、カセットテープなど、見られなくなってしまったアナログメディアを、DVD・CDといったデジタルメディアにダビングするサービスです。結婚式や子どものはじめての運動会、なつかしい家族旅行の様子など、かけがえのない瞬間を写した映像は、どれもお客様にとって大切な想い出だと思います。「なんでもダビング」は、そんな大切な想い出をよみがえらせるサービスです。
ビデオテープで映像を記録していたのは2000年頃がピークで、その後、映像を残すメディアは、DVDやスマートフォンなどへ移り変わっていきました。2016年には、ビデオテープを再生する機器が生産終了となり、テープがタンスや押し入れにあるけど見れないという状況が続いています。
アナログメディアを使用していた50-70代のお客様が多いですが、最近では、その子ども世代の30-50代のお客様にも「昔の映像が見れるのは嬉しい」とサービスを利用していただいています。

― 見れないと思っていた映像を見ることが出来るなんて、とても素敵なサービスですね。
「なんでもダビング」には、どんな特徴があるんでしょうか?

「なんでもダビング」には、大きく分けて3つの特徴がございます。
まず、1つ目は「取り扱いメディアが豊富」なことです。VHS、ベータ、8ミリビデオ、MiniDV、8ミリフィルム、カセットテープ、マイクロカセットなど、様々なメディアを取り扱っています。取り扱いメディアの豊富さは、出来る限り多くのお客様の思い出を蘇らせるお手伝いをしたいという私たちの思いの表れでもあるんです。そして2つ目は、「全国約1,300店舗でご注文可能」ということです。全国のヤマダデンキグループや、写真サービスを展開するパレットプラザなどでご注文を承っております。サービスの詳しい内容やオプション、料金がいくらかかるか等、状況をヒアリングしながらご案内させていただきますので、安心してご注文いただけます。また、店舗がお近くにない場合や本数が多く店舗まで持ち込むのが大変な場合でも、宅配でお申し込みできるので、お客様にとって最適な方法をお選びいただけます。
ダビングサービスは、ネットでもたくさん種類がありますが、どうしてもネットで注文することに抵抗があるというお客様もいらっしゃいます。また、持っているメディアがどの種類なのか、オプションを付ける必要があるのか、なかなかご自身で判断することは難しい場合も。「なんでもダビング」サービスは、店舗でも受け付けているので、わからないことを聞いた上で安心して注文できるという点で、お客様に選んでいただけていると自負しております。

どんなビデオテープもほぼ対応可能!その秘密は高い技術力に

― 「取り扱いメディアの豊富さ」「全国約1,300店舗でご注文可能」という点が、特徴なんですね。3つ目の特徴はなんですか?

なんでもダビング3つ目の特徴は、「ダビングの技術力」です。アナログメディアの多くは、押し入れや棚の奥深くに眠っていて、経年劣化によってテープが破れてしまっていたり、湿気が原因でカビてしまったりします。テープの破れやカビがあると、そもそも再生ができません。結果、うまくダビングすることが出来ないんですね。カビがはえたテープをご自宅で再生して、ビデオデッキが壊れてしまったということもよく聞きます。

テープ部分に白くカビが付着してしまっている

 

「なんでもダビング」サービスでは、カビ取りや切れてしまったテープの接合なども承っております。これらの修復作業は、見られない状態のビデオを再生できるようにするためのものです。誤解がないようにお伝えすると、映像自体をきれいにするものではなく、あくまでも、ビデオを見られるようにするためのサービスです。家に眠っている見られないビデオがたくさんある方は、ぜひご相談いただければ幸いです。少しでも映像をもう一度見られるように、1本1本丁寧に作業しています。

― カビ取り、テープの接合はどのように行っていくのでしょうか?

まず目視にて、ケースの破損やテープの切れなどはないか、テープの状態を確認します。切れているだけで、ねじれや癒着など他の異常が無ければそのまま接合します。その後、低速で映像を流しながら確認をして、映像が止まったり切れたりした場合に、分解してテープを取り出し、1本ずつ適切な処置を行います。
映像が出にくい時はテープクリーニングをしますが、必要以上にやるとテープを傷めたり、映像が無くなってしまったりするため、ギリギリの所で処置をしていきます。これらは高い技術力が求められる作業です。
技術レベルの非常に高い工場のおかげで、難しいダビング作業でも対応が可能なんです。ビデオテープの外側からだと、なかなかカビが生えているのかどうか分かりづらいかもしれませんが、このカビ取り技術があるのでどんな状態でもだいたいお受けできます。
先日、実際に工場の方とお話しする機会があったのですが、「お客様の大切な映像は、自分たちが諦めたらもう一生見られないので、なんとかして見れるようにしたいという強い気持ちを持って業務にあたっている」とお話されていました。過去には、色々な方法を試し、2週間かけて映像が見られるようにこぎつけたケースもあったそうです。
「なんでもダビング」というサービスは、私たち営業チームだけでは成り立たないので、同じ熱量をもってお客様の大切な想い出をつなぐ工場の皆さんには、日頃から感謝の気持ちでいっぱいです。これからも、工場と営業チーム一丸となって、お客様の大切な想い出をつなぐお手伝いを続けていきます。

― 工場の存在があってこその「なんでもダビング」サービスなんですね。
プラザクリエイトが、「なんでもダビング」サービスをやる意義はなんだと思いますか?

パレットプラザという写真店事業から始まって、一枚の写真から広がるストーリーを大切にしてきたプラザクリエイトだからこそ意義があると思います。普段過ごしていて思い出したり、意識したりすることはなくても、一枚の写真を見た瞬間に「あの時はあぁだったよな~」と当時の情景が蘇ることってありますよね。
写真には、過去を思い出として保存するタイムカプセルのようなチカラがあると思います。ビデオテープも、写真とおなじ想い出を記録する媒体のひとつで、映像を見ることで、その時感じていたことや考えていたことを思い出して、温かい気持ちになったり、懐かしい気持ちになったり。だから、プラザクリエイトが写真という媒体を通じて届けたい価値と、なんでもダビングがお客様に届けたい価値は同じなんです。
私自身まだ入社1年目ですが、プラザクリエイトという会社が30年以上ビジネスをやってくる中で、先輩方の築いた信頼が土台にあることを実感しています。
お客様の大切なビデオは、大事な個人情報でもありますので、お預かりするということは、非常に責任のあることだと考えています。先輩方が築いてきた土台があるからこそ、今ヤマダデンキをはじめとして、多くの企業様とお取引をさせていただいていると思います。

なんでもダビングが生む、温かなコミュニケーションの価値を信じて進む

― 「なんでもダビング」サービスを世の中に届けるため何をされていますか。

私は、お金では買えない「なんでもダビング」の価値を信じています。より多くの人へ価値を届けるために、今は「なんでもダビング」というサービスの認知を広げるフェーズだと思います。お客様に、店頭でサービスを知っていただけるようPOPを作成して貼っていただいたり、一緒に価値を届けてくださるパートナー様を新規開拓している最中です。
また、「なんでもダビング」の価値を広げるという意味では、ゆくゆくは企業や自治体、学校、図書館などに多く保管されている資料映像のダビングもやっていきたいですね。今は、お客様のホームビデオなどが中心ですが、同じように価値を感じていただけると思うんです。
まずは代理店のみなさまに、素敵なサービスだと認識いただくことが「なんでもダビング」というサービスを広げていく、ファーストステップだと考えています。そのために、日々、ヤマダデンキ様など代理店の方々とお話をする際、「なんでもダビング、というサービスの担当者さんは信頼できるな」と思っていただけるような立ち振る舞いや話し方を目指しています。
あと、井島さんから「私たちが提供しているのは、なんでもダビングというプロダクトではなく、なんでもダビングをきっかけに起きる家族のあたたかいコミュニケーションや家族のつながりなんだよ」と教えていただいたことが、とても印象に残っています。代理店の方々とコミュニケーションとる際にも、その言葉を心に留めています。

― 最後に、今後なんでもダビングというブランドを通じて、挑戦したいことはありますか?

まずは、Webサイトをアップデートしたいです。現在、サービス認知を高めるため店舗巡回などを強化していますが、「なんでもダビング」というサービスを知ったお客様が次に触れる情報は、Webサイトですよね。「なんでもダビング」に興味をもったお客様を、後押しできるような情報がそろったサイトを目指したいです。
また、長期的な目標としては、“ダビングした映像に新しい価値を付ける”ということにチャレンジしていきたいです。今は、ビデオテープをダビングして、家族で楽しむところで終わってしまっています。例えば、懐かしい映像が集まるプラットフォームのようなものをつくって、そこにみんなが映像を投稿できるようなサイトがあったらいいなとか。ダビングした映像のハイライトを30秒くらいのダイジェスト版に編集したらどうかなとか、そのために個人的にも動画編集の勉強をしたいなとか、やりたいことはあげ始めたらキリがないですね(笑)。
私は、FacebookをはじめとしたSNSやwebコンテンツを活用して、なんでもダビングのブランディングという方面にも挑戦していきたいです。今までは主に営業活動に注力していたので、ブランディングという新しい視点で「なんでもダビング」を考えることで、もっと多くのお客様にサービスの存在を知ってもらえるようにしたいです。
また、少し前にSNSで“両親の写真を過去と現在で比較する”というものがバズっていました。現在「なんでもダビング」をご利用いただいているのは、50-70代のお客様がメインで、若い世代にとっては、ビデオテープというもの自体馴染みのないものになりつつあります。今後は、若い世代ならではの新しい視点で物事を捉えて、さまざまな意見を取り入れながらサービスの価値を広く届けていきたいと思っています。

【広報室より】
長年プラザクリエイトに携わってきた井島さんの安定感と、新卒で入社した嶋村さんのフレッシュさ。少数精鋭で、とてもバランスのよいチームだなと感じました。「なんでもダビング」というサービスは、高い技術力をもって難しいダビングにも対応できる工場の存在があってこそ、と語る姿が印象に残っています。夏頃には、法人向けサービスサイトが大幅リニューアル予定とのこと。「なんでもダビング」を通じて広がる温かなコミュニケーションの価値を信じて、挑戦を続けるなんダビチームをこれからも応援しています!

なんでもダビング

大切な想い出、消えるその前に。見られなくなったビデオテープなどのアナログメディアをDVD・CDへダビングするサービス。

なんでもダビング 公式サイト